体重が減るとき、何が減っているのか ― 体組成と筋肉を保つ条件
体重計の数字は、脂肪が減ったのか筋肉も削られたのかを教えてくれない。減量に伴う体組成の変化の生理学と、レジスタンス運動・タンパク質摂取が除脂肪量に与える影響を、公開研究に基づいて解説する。
全20本
GLP-1受容体作動薬を中心とした肥満治療領域について、公開研究・公的発表をもとにした解説記事です。
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体重が減るとき、何が減っているのか ― 体組成と筋肉を保つ条件
体重計の数字は、脂肪が減ったのか筋肉も削られたのかを教えてくれない。減量に伴う体組成の変化の生理学と、レジスタンス運動・タンパク質摂取が除脂肪量に与える影響を、公開研究に基づいて解説する。
正規流通の外にある薬 ― 品質保証の仕組みと偽造医薬品のリスク
SNSや通販で見かける安価なGLP-1関連製品と、承認された医薬品は何が違うのか。GMPと承認審査という品質保証の制度、個人輸入・偽造医薬品がその外側に置かれる構造、副作用被害救済制度が適用されない条件を公的資料に基づいて整理する。
運動したのに体重が減らないのはなぜか ― 食欲と活動の代償機構
運動を続けても体重計が動かない背景には、消費エネルギーの頭打ちと、食欲・活動量に生じる無意識の代償反応がある。体重に出ない体の変化とあわせて、公開研究に基づいて整理する。
体の中でGLP-1は毎日つくられている ― 食物繊維と短鎖脂肪酸の経路
食物繊維をとった後に感じる腹持ちの良さは、胃の中の膨張だけで説明できるのか。大腸に届いた食物繊維が腸内細菌によって短鎖脂肪酸に変わり、L細胞からのGLP-1・PYY分泌を促す経路を、公開されている一次研究と国の調査データに基づいて解説する。
もう一つのインクレチン、GIP ― 受容体を組み合わせるという設計思想
「デュアル作動薬」という言葉を見かけて意味を知りたい人に向けて、GIPというホルモンの生理学と、単一の受容体から複数の受容体を同時に狙うという薬剤設計の考え方の変化を、公開研究に基づいて解説する。
健診で「血糖値が高め」と言われたとき ― 前糖尿病の自然史と可逆性
健診で「血糖値が高め」「要再検査」と言われたとき、それは糖尿病一歩手前の「境界型」という独立した診断区分であることが多い。放置した場合の進行と、生活介入によって戻りうる可逆性を、DPP研究など一次資料に基づいて整理する。
GLP-1はもともと体の中にあるホルモン ― インクレチンの生理学入門
GLP-1とは何のホルモンか。20世紀初頭の仮説から発見に至った経緯、膵臓・胃・脳という3つの臓器での働き、血糖を下げるのに低血糖を起こしにくい理由までを、一次文献に基づいて整理する生理学入門。
治療をやめると体重が戻るのはなぜか ― セットポイントと代謝適応の生理学
治療を中止すると、それまで減った体重の多くが戻ってしまうのはなぜか。食欲を抑えるホルモンの回復、安静時代謝の低下、体重セットポイントという観点から、公開されている研究をもとに生理学的な背景を解説する。
晩酌と「締め」が習慣の人の中性脂肪 ― なぜ夜の一杯で数字が上がるのか
アルコールが肝臓での中性脂肪(VLDL)産生を増やす仕組みと、締めの糖質・遅い時間の食事が重なることで中性脂肪が上がりやすくなる理由を、公開研究をもとに解説する。
体内時計が乱れると食欲のホルモンはどう変わるのか ― グレリンとレプチンに起きること
睡眠が短いとき、そして睡眠と生活の時刻がずれたとき、食欲を促すグレリンと抑えるレプチンにどのような変化が報告されているのかを、公開されている実験研究とコホート研究に基づいて解説する。
GLP-1受容体作動薬の治療で段階的に用量を引き上げていく設計が、どのような考え方に基づいているのかを、消化器症状への忍容性という観点から公開情報をもとに解説する。
家族に2型糖尿病の人がいる場合、リスクはどの程度動くのか。双生児研究・家族歴コホート・ゲノム研究で報告されている数字をもとに、遺伝要因と生活環境要因がどう重なっているかを整理する。
禁酒しているのにγGTPが下げ止まる理由 ― アルコール性と代謝性、二つの要因が重なるとき
禁酒・減酒を続けているのにγGTPの数値が途中で下げ止まる現象について、アルコール由来の要因と内臓脂肪・代謝由来の要因が重なる仕組みを公開研究に基づいて解説する。
成分から整理するGLP-1関連薬 ― セマグルチドとチルゼパチド
オゼンピック・ウゴービ・リベルサス・マンジャロ・ゼップバウンドの関係を、有効成分(セマグルチド/チルゼパチド)を軸に整理する。同じ成分がなぜ異なる製品名・適応・剤形で承認されているのかを一次情報に基づいて解説する。
GLP-1受容体作動薬の多くがなぜ注射剤なのか、セマグルチドの経口製剤(リベルサス)がどのような技術で実現したのかを、製剤設計の観点から公開情報に基づいて解説する。
同じ食事でも、食べる時刻で反応は変わるのか ― 時間栄養学が見ているもの
同じ内容の食事でも、摂る時刻によって食後血糖の上がり方が変わることを示した研究を整理し、「夜遅く食べると太る」という言い方がどこまで裏づけられているのかを検討する。
更年期にインスリンが効きにくくなる理由 ― エストロゲン低下とインスリン抵抗性の関係
ホルモン変化の時期に体重や血糖値が変わりやすくなる背景として、エストロゲンの低下がインスリンの効きにくさ(インスリン抵抗性)にどう関わるのかを公開研究に基づいて解説する。
在宅で働く人が体型の変化に気づきにくいのはなぜか ― 小さな収支のずれと、消えた日常の活動
通勤がなくなった働き方で体重の変化に気づきにくい理由を、1日あたりのエネルギー収支のずれの小ささと、運動ではない日常活動(NEAT)の減少という2つの観点から、公開研究に基づいて解説する。
中性脂肪と脂肪肝は同じ代謝の表と裏 ― 肝臓が中性脂肪を作る「工場」になる仕組み
健診で中性脂肪と脂肪肝を同時に指摘される理由を、肝臓のVLDL産生の仕組みと国際的な脂肪肝診断基準(MASLD)の観点から、公開研究をもとに解説する。
内臓脂肪と中性脂肪・血圧・血糖・肝脂肪の関係、および減量幅ごとに報告されている代謝指標の変化を、Look AHEAD研究などの公開データをもとに解説する。